チタンティップのエリアロッドを手直ししてみる

昨年チタンティップのエリアロッドを自作しましたが糸抜けがイマイチでした。

それ以外は良さそうだったので糸抜けをなんとか改良してみます

ガイドを取り外す

ガイドを固定しているエポキシを火で炙って溶かして剥がし、スレッドを切ってガイドを外します。

ライターで軽く炙ったらカッターでスレッド部分を削ります。

ライターの火もカッターの刃もブランクにダメージを与えるのでライターで炙るのは軽く炙るくらいで、カッターで削る場合のガイド足がある部分のみにしてブランク上は削らないようにします。

同じ工程でトップガイド以外を外しました。

ガイドを取り付けていた位置に跡が残ってしまいますが今回は位置を変えずにガイドサイズを変えるだけなので問題ありません。

しかし、ガイドの取り外しでブランクを痛めたようでチタンティップとの接合部から数センチ下で折れてしまいました。
が、その位置から12.5cmのチタンティップを繋ぐとちょうど良さそうな感じだったのでこのまま繋げて進めてみます!

ちょっとミスもありましたが再度チタンティップも繋いでブランクの状態に戻ったのでガイドを取り付けます。

ガイドを取り付ける

糸抜けを良くするために全体的にガイドサイズを大きくします。

今までは元ガイドから12, 8, 6, 4, 3, 3, 3, 3, 3としていましたが、
それを16, 8, 6, 5.5, 4, 4, 4, 4にします。
(長さが詰まったのでガイド数を1つ減らしました)

8, 6, 4は今までのものが使えるのでそれ以外を用意しました。

そうしたら前の工程と同じようにガイドを取り付けます。

同じ位置にスレッドで取り付け。

最後にエポキシでコーティングして完成。

長さが詰まったので曲がり方も変わっていてさらに尖った性能になりました。

ティップはチタンなので柔らかいですがショートチタンなので柔らかすぎず、ベリーからバットは先端を詰めたことでさらに強くなったのでトラウトロッドではM〜MHくらい。
個人的には許容範囲というかむしろ好みになった感じです。

元々の課題だった糸抜けですが元の状態と比べるとガイドが大きくなり個数も1つ減っているのでかなり良いです。

修正前の重さは48.9gで、修正後は49.1gでした。
ガイドが大きくなったので重さが不安でしたが長さを詰めたこととガイドを1つ減らしたので重さはほぼ変わらないですね。

まとめ

使ってみて調整して理想に近づけていくのは楽しいですね。

最近はエリアトラウトに行っていませんがそのうち実釣してみようと思います。