ワカサギシーズンにはまだ早いですが、ワカサギ用にガーミン ストライカー4を購入しました。
- ワカサギに使用できるのか
- ホンデックスと比べてどうなのか
- 実際に開封してみてどうなのか
をまとめてみようと思います。
比較
ワカサギ魚探といえばホンデックスのPS-610CかPS-611CNが有名ですがストライカーと同じGPS付きとなるとPS-611CNが比較対象になるかと思います。
価格
ホンデックスPS-611CNはワカサギ用の振動子が付属したワカサギパックで7万円ほどで購入できます(2024年8月現在)
対してストライカー4はGPSのみで地図機能なしであれば2万4千円ほどで、私が購入した地図機能とクリアビュー機能がついたストライカーVivid4CVでも3万7千円ほどで購入できます。
ただ、上記ワカサギパックのように振動子がついていないのでワカサギ用の振動子を別で購入する必要があります。
ワカサギ用の振動子はGT8とGT10の2種類あり、GT8は2万8千円ほど、GT10は3万5千円ほどで購入できます。
合わせるとワカサギパックとそこまで差がありませんがガーミンの魚探はUS Amazonで購入すると安く購入することが可能です。
私はストライカーVivid4CV+GT10の組み合わせで5万8千円ほどで揃えることができました。(関税+送料込み)
単純な価格比較ではガーミンの方が手に取りやすい値段かと思います。
機能
電源
ホンデックスPS-611CNは電池駆動なので単三電池8本で動き、本体裏の電池ボックスに入れるだけなので非常にコンパクトです。
また、BMO Japanのバッテリーパックを装着することで充電式バッテリーでの運用も可能です。(価格は1万円ほどです)
ストライカーはバッテリーに繋ぐ必要があるのでワカサギに使うにはちょっと面倒です。
モバイルバッテリーで動かすこともできますがモバイルバッテリーの5V出力をストライカーが動く12Vまで昇圧する必要があります。。。
また、ストライカーVivid4CVは5Vを昇圧しても電圧不足で動かないので元々12V出力ができるモバイルバッテリーからUSB TypeCで給電する必要があります。
上記をクリアすればケーブルとバッテリー合わせて4千円ほどで充電式バッテリーでの運用が可能になります。
振動子
ホンデックスのPS-611CNワカサギパックはワカサギ用のTD08振動子が付属するので購入後そのまま使用可能です。
ストライカーはGT20というボート用の振動子は付属しますがワカサギでは使えないので別途購入する必要があります。
候補はGT8とGT10になりますが、GT8は指向角16度〜24度と広いためホンデックスと比べるとイマイチです。(ホンデックスPS-611CNに付属するTD08は8度~10度)
指向角が狭いと真下のみを拾いますが広いと広範囲を拾ってしまうので氷上ではテントの外まで拾ったり、ドーム船では他の魚探と混信したりと使い勝手が良くないです。
そのため指向角7度〜16度のGT10が必要になります。
ここでさらに注意が必要なのが、GT10を使うにはストライカー4Plus CVもしくはストライカーVivid4CV以上の機種が必要というところです。
ホンデックスと同等の性能が欲しいという方はGT10とストライカー4Plus CVまたはストライカーVivid4CVの組み合わせがマストですが、「とりあえず魚探として表示できれば良い」という方であればGT8とストライカー4の組み合わせがコスパが高くて良いと思います!
対応言語
ホンデックスは日本語表示に対応していますがガーミンは対応していないので英語表示でもOKという方以外はおすすめできません。
メニューも魚探表示も英語です。
魚探表示
一般的な魚探表示はホンデックスと変わらないかと思います。
フラッシャー表示
魚探は右側に現在の情報が表示され、左側は過去の情報が表示されますがワカサギ釣りにおいては過去の情報ではなく現在真下にワカサギがいるかどうかだけで十分だったりもします。
そういった場合はフラッシャー魚探表示も選択できます。
見方を覚える必要はありますが現在の情報だけ欲しいという人はこの表示の方が使いやすいかと思います。
この表示はホンデックスには無く、ガーミンのみになります。
私はもともとフラッシャー魚探で釣りをしていたのでフラッシャー表示があるガーミンを選びました。
分割表示
画面を左右に分割して表示することも可能です。
右側は水面から底までの全体表示、左が底から6mまでをズームした表示です。
この機能はホンデックスにもあり、湖底を狙うワカサギ釣りにはありがたい機能ですね。
そしてガーミンはもう一つ別の分割表示があります。
これは左右で異なる周波数を同時に表示する機能です。
ガーミンは2周波を同時に発射することができるので片方は広めの範囲を探って、片方は真下のみという使い方ができます。
ワカサギ釣りでの使い道はあんまり無いですが強いていえば「広範囲表示にワカサギが映ったら真下にワカサギの群れが入ってくるかもしれないので準備する」とかですかね。
氷上でポイントを探す際に広い範囲と真下を探るのも良さそうです。
GPS
GPSが搭載されているので現在位置を表示することができます。
が、ストライカーシリーズは地図データをインポートすることができないので購入時は以下のように何も無いところに自分が表示されています。
この状態でボートで走れば自動的に地図と深度情報を記録してくれるのでオフシーズンにボートで走って自分でデータを作る必要があります。。。
一応ウェイポイントを打つ機能もあるのでポイントだけ打って次回また同じポイントに入る、などの使い方はできますが地図表示がないのが残念ですね。。。
ホンデックスのPS-611CNは地図データ内蔵なので買ってすぐ地図表示も可能です。
地図と魚探表示
地図と魚探の同時表示もできるのでポイント探しに役立ちそうです。
が、前述の地図データ問題があるので地図データを持っている人のみに限ります。
どちらが合うのか
ここまで細かく比較しましたがそれぞれどんな人にあっているかざっくりとまとめてみます。
ガーミン
- 英語表示でも抵抗がない人
- フラッシャー表示が欲しい人
- ワカサギ以外の釣りにも使いたい人(バス、カヤック、SUPフィッシングなど)
- US Amazonで購入ができる人(国内の通販ショップでも買えますがUS Amazonの方が安く購入できます)
- モバイルバッテリー化など機材をいじったり工夫したりするのが苦じゃない人
- 安く魚探を揃えたい人(ストライカー4とGT8)
ホンデックス
- 日本語表示が良い人
- 多少高くても魚探購入で失敗したくない人
- ワカサギに特化した魚探に魅力を感じる人
- 地図表示が必要な人
- 細かい設定などせず購入してすぐ簡単操作で使いたい人
また、ホンデックスは魚探ケースなども揃っていたりユーザーが多いので操作方法や設定もネット上ですぐに見つかるのでその点はプラスだと思います!
まとめ
ワカサギ用魚探を新調したので開封レビューをかねて情報をまとめてみました。
地図機能がイマイチだったことを除けば概ね満足です!
ワカサギシーズンが今から待ち遠しいですね。