チタンティップのエリアロッドを自作してみる〜ガイド編〜

前回でブランクスにチタンティップを接続してガイドを取り付けられる状態にしたので今回はガイドを付けて完成させます。

ガイドの取り付け

ガイドはアジング用のATガイドを使います。
セットとトップガイドを購入したので全部で9個になります。

富士工業(FUJI KOGYO) TORZITE ガイドセット T-ATTG128

ガイド位置は既存ロッドと比べたりガイドセットのパッケージに記載された取り付け例を参考にしています。
スパインをしっかりみて取り付け位置を決めてマスキングテープで印をつけておきます。
(マスキングテープで仮止めして曲げてみて位置決めした方が良いです)

そうしたらスケルターワークスのホットメルトで仮留めしてその上からスレッドを巻きます。

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良い感じに取り付けできました。
ちょっと雑でブランクスが見えてしまっていますが使う分には問題ないでしょう笑

そうしたら同じように全てのガイドを取り付けていきます。

トップガイドは前回も使用したメタルロックで接着したあとで他と同様にスレッドで留めます。

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これで全てのガイドの取り付けが完了です。

まだガイド位置の変更はできるので最終チェックで曲げてみて必要なら修正しましょう。

曲げた感じは思ったよりも柔らかかったですね。
6ftブランクスを切断せずにチタンティップ12.5cmを繋いだので全長で6.4ftほど。
エリアロッドとしては長いのでその分全体がしなって柔らかくなっているのかもしれません。

テーパーはファーストからレギュラーファーストくらいで概ね狙い通り。
チタンティップも相まってティップは柔らかく、ベリーからバットが強いので掛けやすそうな感じです。

総じて使いやすそうなテーパーに仕上がったと思います。

ガイドコーティング

ガイドスレッドにエポキシをコーティングします。
(コーティングしなくても実用には問題ありませんが一応)

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エポキシは一度でコーティングするよりは薄めて何度も重ねた方が綺麗に仕上がるので薄め液で薄めて使用します。

ロッドドライヤーで回しながら筆でコーティング。

数回重ねればOKです。
(重ねすぎても重くなるので注意)

乾燥したらラインを通して最終チェック!

これでロッドとして使える状態になりました。

リアグリップの接着

最後にリアグリップを接着します。

リアグリップをはめてみて先重りするようならグリップ側にオモリを入れようと思ってこの工程を最後にしていました。

重心位置はここななので若干先重りしています。
が、普段リールフットを小指と薬指で挟んで持つのでこのくらいの先重りならまったく問題なさそうです。
ショートチタンにした事と小型軽量なATガイドを使ったのでそこまで先重りにならなかったみたいですね。

持ってみて問題なかったので重りは入れずにグリップボンドで接着して完成です。

これで全ての工程が終わったのでロッドとして使える状態になりました!

バットにブランクス情報を貼ってから重さも測ってみました。

50gを切っているので軽い部類かと。

以前に使っていたプレッソAIRが42gなのでそれよりは少し重いですがチタンティップを使っていて50gを切ることができているので十分そうです。

まとめ

初めてロッドを自作してみましたが思った以上に簡単に作ることができました。
(ランディングネットの自作の3分の1くらいの労力でした笑)

実際に使ってみないことには良いロッドか分かりませんが自作した愛着があるので性能以上に持ち出したいロッドになるかもしれません。

今回自作してみて機材なども揃ったのでまた気が向いたらロッドの作成をするかもしれません。