エリアロッド自作3本目になります。
1本目「掛け重視のショートチタンティップのファストテーパーロッド」
2本目「乗せ重視のチタンティップのレギュラーテーパーロッド」
と作成してきましたが今回は
「掛け寄りのカーボンソリッドティップのレギュラーファストテーパーロッド」
になります。
経緯
興味ない方は読み飛ばしてください。
チタンティップの採用は「金属素材で感度が良い」という理由でしたが当たりが手元に来ない当たりが多々あり、先日のエリア釣行ではラインで当たりを取っていました。
ロッドで当たりを取らないならカーボンソリッドでもいいかな、と
(カーボンソリッドでも手元に来る当たりが全くわからなくなるわけではないですし)
また、ショートチタンのファストテーパーロッドは小さいバイトを掛けるのには良いのですが強いバイトは弾いてしまって使い物になりませんでした。。。
そんな理由からカーボンソリッド(30cm)でレギュラーファストテーパーくらいのロッドを自作しようと思います。
狙いとしては小さいバイトも掛けられる張りもそこそこありつつ、長めのソリッドで強いバイトでもそこそこ弾かない、というどっちつかずな器用貧乏ロッドです笑
どちらかといえば掛け寄りですが、ロッド1本でどんな状況もこなしたいので掛けに尖らせずにしなやかさも残すのが理想です。
材料
材料としては1本目、2本目とほぼ変わりませんがガイドをSiCにしてコストを抑えました。
ブランクはジャストエースのPBM602ASULを購入してみましたが思ったよりもバット側が太かったのでちょっとイメージと違うかな、と保留。
次にスズキブランクス RXFS-3LB-5112を購入してみるとソリッドティップが42cmもあり、しなやかなブランクだったので保留。(これはこれで面白そうですが)
最終的に2本目と同じジャストエースのTRI5102LとカーボンソリッドティップST-350ULを購入しました。
グリップはジャストエースのコルクとウッドのグリップです。
リールシートが既に付いているのでブランクを接着するだけです。
作成

まずはティップの加工から。
30cmのソリッドティップにしたい先端5cmをカット。
ブランク先端も20cmほどカットして繋いで接着します。
(ブランクも同じ30cmカットにすると極端なテーパーになるので20cmほどにしました)

一応補強のためカーボンロービングで巻いてエポキシで固めました。

ティップの加工が終わったらスパインを確認してリールシートに合わせて接着します。
ソリッドティップを繋いだ時に8cmほど伸びたのでグリップ側も同じだけ余裕を持たせてグリップに接着しました。
(普通に接着しても良いですが2ピースにした時に両方の長さに差異が出ないようにするためです)
いつもはセパレートで作っていたのでグリップエンドの加工や位置の調整などがありましたが今回はストレートなので接着するだけでOKです。

あとはいつも通りガイドをスレッドで留めてエポキシでコーティングすればOK

実際に曲げみると

ティップを詰めたことで硬さが出ているのでティップは入らず、全体が曲がる感じのレギュラーファストテーパーになっています。
テーパーは理想ですがもっとティップが柔らかくても良かったかもですね。
また、レギュラーテーパーに近づけたことで今まで使っていたファストテーパーよりもパワーは落ちるのでフッキングがちょっと心配。。。
ただ、ティップを柔らかくするとファストテーパーになりますし、そうすると硬くなって弾いてしまってこのロッドを作った理由がなくなってしまうのでこれが理想なのかも知れないですね。
一旦これで使ってみて魚を掛けたときにどうなるか試してみてから改良するか決めようと思います。
まとめ
カーボンソリッドティップのレギュラーファストテーパーロッドを自作してみました。
私的には今回のロッドを低〜中活性のメインロッドにしつつ、
当たりが大きい場合には2本目に作ったチタン+レギュラーアクションで乗せ、
さらに低活性で当たりが小さいなら1本目のチタン+ファストアクションで掛ける、
という使い分けにしてみようかと思っています。
ブランクを買いすぎてあと2本手付かずで残っているのでそのうちまた作ろうかと思います。