MSRのウィスパーライト インターナショナルを氷上ワカサギ釣りの暖房器具として数シーズン使いました。
実際に使ってみた使用感や燃費などをまとめてみようと思います。
MSR ウィスパーライト インターナショナル
MSRのシングルバーナーでウィスパー(ささやき)と名前に入っている通り、静かな燃焼音が特徴のシングルバーナーです。
ホワイトガソリン専用のモデルと灯油、ガソリンも使えるマルチフューエルモデルがあります。
今回はマルチフューエルのインナーナショナルについてまとめます。
燃料
燃料はホワイトガソリンを使用していました。
マルチフューエルで灯油も使えるので、灯油を選べば費用は抑えられますが灯油はススが発生するのでテント内での使用にはおすすめしません。
(ホワイトガソリンでもススは発生しますが灯油ほどではありません)
燃料ボトルは11oz(325ml)、20oz(590ml)、30oz(887ml)の3種類があります。
私は30ozを使っていて、予備として11ozを持って行っていますが後述のチューンをした状態で1日使っても燃料が1/3ほど余ります。(弱火で使った場合)
一番弱火の状態でもワカサギ釣りの暖房としては全く問題なく、むしろ少しでも火力を上げると暑すぎるくらいですしお湯も一瞬で沸くので弱火で十分です。
天気が快晴の場合には暖房も必要ない時間帯もあるので20ozの燃料ボトルで良さそうです。
ジェットの交換
ウィスパーライト インターナショナルはマルチフューエルモデルなので燃料ごとのジェット(燃料放出口)が付属します。
前述の通り、使用する燃料はホワイトガソリンですがジェットを灯油用にすると放出口が狭くなるので燃料の消費が抑えられます。
放出口が狭くなるのでキャンプ料理で高火力が欲しい場合にはマイナスなチューニングですがワカサギ釣りでは弱火で十分なので燃料消費を抑えるオススメのチューニングです。
暖房として
前述のチューニングをした状態で弱火で運用しても暖房としての性能は全く問題ないです。
テントの大きさにもよりますが寒いと思ったことはありません。
(広いテントを一人使用すると寒いですが、サイズに合ったテントなら問題なしです)
また、暖房能力を上げたい場合には遠赤外線のヒーターアタッチメントを使うことで暖房能力がアップします!
上記はコールマンのスポーツスター対応のヒーターアタッチメントなので五徳の数が異なりますがウィスパーライトでも使用可能です。(私も使用しています)
調理用として
ワカサギ釣りテント内の調理用としての性能ですが、お湯を沸かしたりするには十分の性能です。
私がよく行く桧原湖では湖上での油の使用が禁止なので天ぷらを揚げたりしたことはありませんが、
メスティンでお湯を沸かしてカップ麺を食べたり、
ワカサギの炊き込みご飯を作ったり、
鍋をしたり、
シチューを作ったり、
と色々調理しましたが「火力が弱いな」と思ったことはありません。


むしろ火力の調整が少し難しいのでトロ火で煮込むなどは不得意です。
プレヒート
ウィスパーライトの燃焼工程の1つにプレヒートがあります。
本体下部の燃料皿に燃料(主に燃料用アルコール)を注いでライターで着火し、本体を温めてボトルから流れてくる燃料を気化させる工程です。
燃料ボトルとは別に燃料用アルコールを持っていく必要はありますがそこまで手間ではありません。
燃料用アルコールを用いずにバルブを少し開けてホワイトガソリンを流してプレヒートする方法もありますが火柱が高く上がるのでテント内ではオススメしません。
燃料用アルコールを少量ボトルに入れて持ち歩き、数分プレヒートしてから使うようにしましょう。
氷上ワカサギ釣りに使用してみて
実際に何シーズンか氷上ワカサギ釣りで使用しましたがデメリットはほぼありません。
それまではコールマンのスポーツスターを使っていましたが、スポーツスターと違って燃料ボトルと燃焼部を分けて運ぶことができるので荷物のパッキングが楽です。
また、スポーツスターは1日使用すると途中で燃料が切れてしまい、燃料を補充する手間と燃料缶を持っていかなければならなかったのですが、
ウィスパーライトは1日中使っても燃料が余りますし、仮に燃料が切れても予備ボトルに付け替えるだけなので手間も荷物も少なく済みます。
強いてデメリットを上げるとすれば前述のプレヒートが必要なこととポンピングレバーがプラスチック製なので割れやすいことですね。
ボトルから燃料を送り出すために使用前にレバーをポンピングして加圧する必要があるのですがこのレバーがプラスチック製のため私は2シーズン目で割れました。(1シーズン1〜3回くらいの使用)
割れてもそのまま使用しているくらい問題はないのですがSOTOのシングルバーナーは金属製なので羨ましいですね。。。
まとめ
MSR ウィスパーライト インターナショナルについて氷上ワカサギ釣りの観点でまとめてみました。
今まではスポーツスターが普通だと思って使っていましたがウィスパーライトがかなり使いやすいので手放せなくなっています。
氷上ワカサギ釣りで使うシングルバーナーに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!