光造形3Dプリンタでルアーを自作してみる!

今年の4月くらい少しずつ進めたり停滞したりしながら3Dプリンタでルアーを作成しています!

停滞理由として私がハードルアーを使用する釣りをあまりしていないためモチベーションが保てませんでした笑

(バス釣りは最近行っていないしエリアトラウトはスプーン縛り、渓流は専らフライなので)

最近やっと形になってきたので経緯をまとめようと思います!

3Dプリンタを購入した

職業柄、新しいもの好きなので3Dプリンタも数年前にFDM式というプラスチックを溶かして積み上げていくタイプのDIYキットを購入しました。

が、積層面がガタガタになっていてとても何かを作ろうとは思えなかったのでテストプリントしてすぐ使わなくなっていました。

最近は光造形式の3Dプリンタが安価で購入できるようになってきたので光造形なら綺麗に作れるかも、と勢いで購入してみました!

以下は4Kモデルですが私が購入したのは2Kモデルで、Amazonのタイムセールで2万5千円程度で購入しました!

造形はとにかく綺麗!

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左が光造形、右がFDMになります!

FDMはどうしても積み重ねた積層がガタガタしますが光造形は良く見ないとわからないほど綺麗に造形できます!

(FDMでも高価なモデルやパーツを取り替えたりカスタムすれば精度を上げることはできます)

ただしルアーとして使うには衝撃に弱いのでぶつけたりすると割れる可能性があります。

実は一番の購入理由はルアー作成ではなく、ワカサギ釣り用のリールを作りたい、だったのでルアー作成はおまけです笑

一応ABSライクというABSっぽい柔軟性がある素材を使用すると多少は使えるようです。(それでもコンクリートにぶつけたりすると簡単に割れます)

モデリングして印刷してみる

3Dプリンタで物を作るにはまずパソコンのモデリングソフトで3Dデータを作成しなければなりません。

私もそういった経験はないので「3Dプリンタを買っても3Dデータを作れないかも」と購入を躊躇っていました。。。

一応 Thingiverse というサイトで色々な3Dデータをダウンロードできるのでこれをプリントするだけでも遊べます笑(ルアーは少ないですが)

で、いざFusion360というCADソフトをインストールしてルアーをモデリングしてみましたが思ったより簡単に作成することができました!

Fusion 360 | 3D CAD/CAM/CAE/PCB クラウドベースのソフトウェア | Autodesk

最近はYouTubeなどで簡単に情報が得られるので真似して操作するだけで作成できます!


www.youtube.com

プリントする

モデルができたら早速プリントしてみます!

USBにデータを入れて3Dプリンタに刺したらタッチパネルを操作してスタート!

2〜3時間ほどでプリントが終了します!

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なかなか良い感じ!

これに市販のエイト環とウエイトを入れれば、、、

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ブランクルアーの完成です!

この状態でセルロースどぶ漬けで十分使用できると思います!

スイムテストを行なってダメそうならCADでウエイト位置などを少しいじって印刷し直せば良いのでバルサなどで作るよりは手直しが楽ですね。

塗装する

ブランクのままでも十分ですがアングラー的には綺麗なルアーの方が釣れる気がします笑

というわけでエアブラシで塗装します!

まずサーフェーサーを適当に吹いてからアルミを貼ります。

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エアブラシで好みのカラーを吹いて目を入れて、、、

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最後にコーティングしてフックをつければ完成!

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ワカサギっぽいカラーも作ってみました。

塗装工程が一番面倒ですね笑

まだまだ下手くそですが塗装の楽しさがわかったので数をこなしてスキルアップしたいと思います!

コーティングについて

コーティングはクリア塗装をした後、30%に薄めたセルロースをエアブラシで吹きました!

30%セルロースを何度か重ねた後で、50%セルロースにどぶ漬け、100%セルロースにどぶ漬けという工程にしたかったのですが、釣行日まで時間がなかったので30%セルロースだけで釣りしてみました。

fishing-life.site

この日はおそらく2〜3時間ほどしか投げておらず、バイトもありませんでしたがそれでもフックが当たる部分にフックサークルが出来ていて、そこから塗装が剥がれました笑

ちゃんと使えるようにするにはもっとコーティングが必要ですね。

試していませんがセルロースよりもウレタンの方が良いかもしれません。

まとめ

3Dプリンターで一応ルアーの形にはなりました!

モデルを作成してしまえば量産できるので気になる人は試してみてください!