ガーミン ストライカー4はワカサギ魚探として使えるのか

今シーズンからガーミンのストライカーVivid 4CVをワカサギ釣りの魚群探知機として使用しています。

実際にワカサギ釣りに使ってみて問題ないのか、ホンデックスと比べてどうなのかをまとめてみようと思います。

ガーミン ストライカーシリーズ

ガーミンのストライカー4シリーズは

  • ストライカー4
  • ストライカーPlus 4
  • ストライカーPlus 4CV
  • ストライカーVivid 4CV

とあり、一番上位機種がVivid 4CVになります。

一番下のストライカー4は2,4000円ほどですが一番上のVivid4CVは3,4000円ほどと1万円くらいの差額があります。

よく、「コスパ最強」などと紹介されていますがそれは一番下のストライカー4が2万円ちょっとで購入できる上に防塵防水でGPSまで装備されているのでカヤックフィッシングやバス釣りにおいてはコスパが良い魚探であるためです。

そのためワカサギ釣りで使うには「コスパ最強」ではありません!

また、付属の振動子はボート用のものなのでワカサギに使う場合は振動子を別で購入することになるので+3万円くらいかかります。

振動子について

ガーミン ストライカー4で使える振動子はGT8HW-IFとGT10HN-IFになります。

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2つの違いは指向角になります。

GT8は指向角16度〜24度と広いため真下よりも広い範囲を拾ってしまいます。
また、ホンデックスと比べてもイマイチです。(ホンデックスPS-611CNに付属するTD08は8度~10度)

対してGT10は7度〜16度と狭く、ホンデックスのワカサギ魚探とほぼ同じ性能になります。

上の理由からストライカーをワカサギで使う場合にはGT10HN-IFが良いということが分かりますが、GT10はストライカー4とストライカー Plus4には対応していません!
(接続して使用することはできますが本来の性能が発揮されないためGT8と同等になってしまう)

そのためストライカー Plus 4CVかストライカーVivid 4CVが必要になりますが、Plus 4CVが生産終了のため必然的にストライカーVivid 4CVが必要になります。

ガーミン ストライカーをワカサギで使った場合のコスパは?

前述の理由によりガーミン ストライカーをワカサギで使うにはVivid 4CVとGT10振動子が必須であることがわかりましたが2つを購入すると以下の値段になります。

ストライカー Vivid 4CV: 3,5000円
GT10HN-IF: 3,3000円

(2024年12月現在)

揃えると大体7万円くらいですね。

ガーミンの魚探は日本で購入するより米Amazonで購入する方が安いので円高のタイミングを狙えばもっと安く購入することは可能です。

ホンデックスと比べると、
GPS付きのPS-611CNⅡのワカサギパックで7万5千円ほど、
GPS無しのPS-610CN IIワカサギパックで6万円弱
なので値段はほぼ変わりません。

ちなみにガーミンのストライカーシリーズはGPS付きですが地図をインポートすることができません
そのためホンデックスの魚探のように湖沼地図から水深を見てポイントを選ぶことができず、GPS無しのPS-610CN IIと同等の機能しか使えません。

一応GPSから通ったルートと水深を保存するので過去に行ったポイントをもう一度訪れることは可能ですが、ホンデックスのように湖沼図を表示するにはボートで湖を走り回って自分でマップを作るしかありません

上記の理由からワカサギに使うのであればホンデックスの方がコスパが良い、ということになります。

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ガーミン ストライカーをワカサギで使った場合の機能性は?

ガーミン ストライカーは以下のような機能があります。

色々とあるように見えますが実際にワカサギで使えるのは上2つくらいです。(3つ目もかろうじて使えなくもない)

1つ目は通常の魚探表示です。

右に水面から底までの全体図、左に底付近のズーム表示が可能です。
(ズームは底から○mの設定が可能)

ワカサギ釣りでは大体この表示がメインで私も1日の99%はこの表示にしています。

2つ目がフラッシャー表示です。

リアルタイムの情報のみが表示されるフラッシャー機能はワカサギに向いていますが先ほどの表示の方が見やすいのであまり使うことはありません。
(たまに気分転換に使う程度)

私は以前からフラッシャー魚探を使っていたのでフラッシャー機能があるストライカーを選択しましたが結局通常表示の方が使いやすいです。

ホンデックスには無い機能なのでフラッシャーが欲しい方はストライカーが良いと思います。(あまりいないと思いますが。。。)

3つめは異なる周波数を2つ発射して表示する機能です。

異なる周波数で表示することで左は広め、右は狭めの表示が可能です。
左に群れが映れば自分の真下に来るかも、と準備することはできますが実用性はほぼありません。

実際にワカサギで使えるは通常表示とフラッシャー表示になるので、フラッシャーが必要でなければホンデックスの方が良い選択だと思います。

またガーミン ストライカーは日本語に対応していません!
英語表記が気になる方は尚更ホンデックスが良いと思います。

電源について

ストライカーの電源は外部バッテリーと接続する必要があります。

モバイルバッテリーで動作するようにもできますが12Vまで昇圧した上で使うか、USB-Cで12V対応のモバイルバッテリーを使うかになります。
(Vivid 4CVは昇圧では動かなかったので私はUSB-Cで使っています。)

対してホンデックスは本体裏の電池ボックスに単三電池8本入れるだけで使えるので手軽でコンパクトですね。
電池ボックスにBMOのバッテリーパックを取り付けることもできるので充電池での運用も可能です。

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コンパクトさならホンデックス、モバイルバッテリー運用の安さならストライカーですね。

ガーミン ストライカーはワカサギ魚探として使えるのか?

以上をまとめると、
ストライカー Vivid 4CV+GT10の組み合わせであればワカサギ釣りに使ってもホンデックスと同等の性能が期待できます。
が、ホンデックスの魚探と値段はほぼ変わりません。

ストライカー4+GT8であればもう少し安く、6万円弱でワカサギ釣りにも一応使える魚探になりますがその値段ならホンデックスに届きますし、GT8は照射角が広くて広範囲を拾ってしまうのでホンデックスを買った方が良いと思います。

結果として、

ワカサギ釣りにも使えるがホンデックスより格安にはならないのでホンデックスを買った方が良い

ということになります。

ガーミン ストライカーを選んだ方が良い人

ホンデックスよりも安くならないとまとめましたが逆にガーミン ストライカーを選ぶメリットもまとめておきます。

  • ホンデックスを選びたくない人
  • 英語表示が気にならない人
  • フラッシャー機能が欲しい人
  • 米Amazonで購入できる人

下二つが一番重要です。
ホンデックスにはないフラッシャー機能を使いたい人はガーミン ストライカーは良い選択肢だと思います。

また米Amazonで購入すると安価に購入できるので円高のタイミングで購入すればホンデックスよりも格安で購入可能です。

まとめ

ガーミン ストライカーをワカサギ釣りで使えるかまとめてみました。

私は気に入っていますが正直ホンデックスを買った方が間違いないですし、もし今の魚探が壊れたらホンデックスを買うと思います笑
(湖沼図が使いたいので)

それでもガーミンが良いという方は参考にしてみてください!